天に向かってまっすぐに
伊勢神宮 内宮に初めて行った。
五十鈴川を渡って進んでいくと、
別世界のような空気感。
雨が降る中、こんなにもたくさんの人が訪れる
ここには一体何があるのだろうか。
じゃり道、石の階段、…。
木でできた建て物は、その前に立つだけで、ピンと背筋が伸びる感じがする。
そして、ほとんどの木がまっすぐに伸びている!
しっかりと根をはったこの木は
ここでどのくらい生きているのだろうか。
木々たちはみんな上へ上へと伸びて
建て物も木もまっすぐ、
天に向かって伸びているように感じた。
ひとつの森、ひとつの山のような場所だけど、
他の森とは何か違う。
目に見えない何かが宿っているような・・・。
ことばであらわすのはなかなか難しい感覚。
緑の中に身を置いたとき、私たちの内界に赤が呼び起こされる、それが呼び求めあう色彩。
ひとつの色を見ながら全体の色を見てとることができる自然のしくみ。
だから森林浴をすると人は元気になるというけれど、ここにはそれだけではない何かがある。
自然の存在でありながら、ひとつの秩序に従って、どこかへ向かっているような木々。
私たち人間も自然の一部だから、
この場所を訪れる人々はきっと何かを感じとっているに違いない。
そんなことを感じた。
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