色版画(於:すみれキンダガーデン 母親講座)
色版画やってみました。 画板の上に透明水彩えのぐで作った色水をのせて、 上から画用紙でそっと押さえてめくると ほら、こんな風になる。 そして、タイトルをつける。 これって、なににみえる? このタイトルは「風船」 確かに、いくつもの風船があるように見える。 でも、違ったものにも見える。 これは何に見える? タイトルは「対話」 左の青い人が右側の赤いものと対話しているように見える。 でも、違ったものにも見える。 同じものを見ても、見る人によって感じ方が違うんです。 それはまさに一人ひとりの心と響きあっているから。 私が初めて色版画の作品を作り、対話していたときのこと。 私の目にはくすんだ黄土色にしか見えなかった作品があって、 どちらかというと、汚い色として見ていたのに 「この色はとても輝いている黄金色だね」と言われたときはびっくりした。 と同時に、私の決めつけ、私のこだわり、知らず知らずに行っている無意識のクセ、 心の壁、そんなものの存在を感じたりした。 もしそれらを全部取り払ったら、この作品はどんな風に見えるのだろう。 新しい見方を自分が受け入れることで 今までの自分の世界よりも少し広げることができる。 色であらわし、対話することで、少しずつ自分の姿に気づき、 それを受け入れることで自分の世界を広げていく。 その繰り返し。 そうやって、時間はかかるけど、本当の自分と対話する時間をもつ。 まだまだ、受け入れたくないことだってたくさんある。 受け入れることは、ある意味苦しいことだから。 でも、少しずつ受け入れながら、 自分の世界を広げていきたいと思っている。 心の成長は目には見えないけれど、 葛藤力が生まれたり、感謝の気持ちが持てたり、 相手の立場に立って考える習慣ができたり… 変化の跡は様々だけど、確実に昨日よりも成長していると思う。 色が私に教えてくれることは、さまざま。 色は自然が語ることばだと言われているから、 私が心を開いた分だけ受け取ることができる。 つまり、自然はすべてのことを開示してくれていて、 私の中にもすべてのことが与えられているのだけど、 それを認識することができる分だけ 私の心