みんなの学校2020
先日、兵庫県明石市にあるウィズあかしで行われた、「みんなの学校」に参加した。 このイベントは、もともと今年の3月に行われる予定だったけれど、 コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、半年余り延期になっていた。 スタッフの方々の多大な尽力のおかげで、この度、実現する運びとなった。 1限から5限まで、いろんなジャンルの先生方が、授業を担当する。 参加者は、自分で授業を選んで時間割を組む。 私は「色で始める心の呼吸~くれよん編~」。 「今日の私を野菜や果物にたとえると」というテーマで、 くれよんを使って思い思いに画用紙に絵を描いた。 色は不思議な力を持っていて、 ことばの届かないところにあるイメージを、色でならあらわすことができる。 情報化社会の中で、いろんなものを取り入れることはできるけれど、 出すことが少ない今日この頃。 吸ってばかりいると、パンパンになってしまう。 色を使ってあらわすことで、外に出すことができる、色から始める心の呼吸。 みなさんがあらわして下さった作品は、ひとつとして同じものはない。 そこにこめられた想いも、みな違っていて、それはその人にとってとても大切なもの。 浮かんできたイメージをことばにすることで、気づくことがある。 気づきを辿っていくと、知らなかった私の姿が浮かび上がってくる。 色を携えて、色とともに歩めば、 楽しいことも苦しいことも、ありのままに受け入れ、私の全部で生きることにつながっていく。 色は自然が語ることば。 私の内にある色と、私の外にある色が響きあい、イメージで、語りかけてくれる。 イメージは見えないけれど、ことばにしがたいこともあるけど、 それはとてもとても大切なものだと思う。 参加してくださったみなさま、ありがとうございました。